神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り
こちらの本を読んでみました。
自分の意図した指示がうまく伝わっていなかったり、言葉にして表現するときにうまく説明できなかったり、時間がかかってしまったり、仕事関係で少し悩んでいたので、こちらの本を取ってみました。
すぐに実践でき、役に立つメソッドだったと思います。
相手をほめる、最後まで相手の話を聞く、命令をしない、相手を信頼する、相手が自分で気づいたと思い込む状況を作りだす、、など、コミュニケーションにおける基本的なこと、書き出してみると簡単に見えるような事柄ですが、その基本的なことがなかなか難しく、この本には具体的な方法が書かれているので実践しやすかったです。
1章 科学的に「人の心を動かす」絶対条件
まず、やる気を明確化する「なぜ、それをやりたいのか」「なぜ実践したいのか」
ー継続はやる理由の明確化から始まる
①人の心を動かすための大原則は、コミュニケーションの取り方やテクニックではなく自分自身の日常の姿。話を聞くに値する日常での振る舞いをしていること。
自分が思う「この人の話ならば聞こう」と思う特徴5つを実践する
・日常での発言や行動に一貫性を持たせること
(正直な人、行動力がある人、失敗から逃げない人、人の悪口を言わない人、思いやり
がある人、言っていることが変わらない人.. etc)
②人の心を動かすキーワード「安心感」を与える
-安全の欲求を満たすには、「身の安全」と「心の安全」両方とも満たす
③人の心を動かすキーワード「自己重要感」を満たす
-自分は価値がある存在なんだという自己重要感を得たい
「安心感」と「自己重要感」を他者との関係性の中で満たしたい、この2つを失いたくない、傷つけられたくないと思っている
2章 あらゆる「人間関係の悩みが消える」伝え方
安心感を得られる人のところに人は集まり、人望も信頼も得る
・どんなことでも「絶対に否定をしない」と決める
-相手の行動における背景と理由を理解する
-頭ごなしに否定するのではなく、なぜそう思ったのかを聞く
・絶対に否定をしない+最後まで相手の話を聞く
-人は自分の考えていることをすべて吐き出さないと、新しい考えを受け入れることができない
-相手が話し終わっても、確認のために「ほかにもっと話しておきたいことはありませんか?」と質問する
・コミュニケーションをとるときの表情に気を配る
-必ず笑顔で反応する-安心感を与えるには笑顔がもっとも効果的
-腕を組む、足を組むなどをしない
・相手を好きだと伝える(好意の返報性)
-集団、相手の行動・モノなどを好きという
・相手の意見や考え方を理解したことを行動や態度でしっかり示す
-(私の考えは別として)相手がそう思っていることを自分は理解したと伝える
「○○さんは△△というお考えなんですね、なぜそうお考えになったか教えていただいてもよいでしょうか」
・他人の悪口を言わない
-人は悪口を言っているかもしれない人には心を開かない
-悪口を言わない明確な理由を決め、信念とする
3章 自然と味方が生まれ「誰からも好かれる」伝え方
キーワードは「安心感」と「自己重要感」
相手の自己重要感を傷つけないようにする
・相手の名前を覚えて意識して、ちゃんと呼ぶ。省略はしない
-名前で呼ばれることによって、相手は「自分は重要な存在なんだ」と認識する
・アドバイスをする際は「褒める」→「アドバイス」→「褒める」のサンドイッチ方式
-人は「出来事の最後の印象」に左右される
・褒めるのは大勢の前で、指摘するのは一人のときに
・相手を動かすには、「命令」ではなく、「アドバイスを求める」
ー人は、人から言われたことよりも、自分でこうするべきだと考えたことのほうを優先して行動に移す(うまく疑問形を使ってアドバイスを求める)
・相手の目をみて「うなずきながら話を聞く」習慣が幸福度を高める
・質問で会話の主導権を握り、相手には話をさせよう
-人は自分の話を聞いてくれることで自己重要感が満たされる
・感情表現豊かに反応する
-豊かな感情表現が相手の自己重要感を満たす絶大な効果となる
・周りにいる人のどんな変化に気が付くかを事前に決める
-周りの変化に気が付く人は、それだけで人望を集め影響力がある
・「ありがとう」には鮮度がある
・豪華な誕生日より、お祝いする回数が大事
・ほかの人のいい噂を流す(ポジティブ・ゴシッキング)
4章 相手が「自分の思い通りに動いてくれる」新世界へ
・相手に「気づかせる」ことが何よりも大事。こちらから答えは教えない。
-相手が「自分で気づいた」という状況を意図的に作る
・「否定をしない」+「気づかせる」+「答えを言わない」+「正さない」
-ミスをしても頭ごなしに怒るのではなく、できている部分に目を向ける
-あくまでも指摘をするのではなく、相手に気づかせる質問を忍耐強く繰り返す
-答えを出さない、相手が出した答えを正さない。
答えを教えすぎると指示待ち人間しか生まれない
・仕事などの「期限」は相手に決めさせる
-期限が定められているからこそ人は動く
-人は理由を添えられると相手の要望を受け入れやすくなる
・褒められたという事実が記憶となり、相手はまた行動を繰り返す
-今後もしてもらいたいことを相手がしてくれた時、最低3回は時間を空けて褒める
・「ありがとう」を口癖に
・あなたを信頼しているという言葉をかける
・相手の面子をつぶさず、逃げ道を作ってあげる
・痛みは「即断・即行動」を生み、快楽は「継続」を生む
・不公平感をなくすため「ルールの明確化」
・相手の悩みを紙に書かせる。
「決めつけない」、人によって正解は違う。
相手が「なぜ、そう思ったのか?」の背景を理解しようとする姿勢は、相手に安心感を与え、自己重要感を傷つけることもない。
5章 相手の人生さえも変える「究極の神トーーク」
「人の心を動かす」から「相手の人生を変える」へ
人生の9割はメンタルで決まる
・相手の行動より、「人柄」と「存在」を褒める
-まず褒めて、あなたの話やアドバイスを受け入れやすい状況を作る
相手の人柄・存在を褒めると、より相手に大きな影響を与える
・人に命令をしないと覚悟を決める
-自分ひとりの時でも動く意欲を起こさせるために、自分で気づかせる
・自分の弱みは隠さない
-人間的弱さを隠さないことが魅力につながる
・悩んでいる人には「どこを目指しているんだっけ?」と聞いてあげる
-目の前のことから「自分の目指すゴール」に向けさせる質問をする
-「現在地」と「やる理由」を明確にさせる
・「やる理由」「ステップ=小さな目標」を明確にする
-なぜそれを実現したいのか?なぜそれをやりたいのか?
-小さなゴールを本人に決めさせれば、より意欲がわく
・ロールモデルと行動させる。
-お手本とすべき相手と行動を共にすると、自分の至らない部分、勘違いしている部分に、自ら気づく。今までの自分が恥ずかしくなり、修正しようとする。
・役割を与える。発表させる。
-役割を与えられるとその期待や信頼に応えようと役割を全うしようとする
-相手が何か成果をあげた際に、「なぜ成果を挙げることができたのか?」のプロセスを発表させる
-発表しているうちに、自らの問題点、解決策に気づいて行動に移そうとする
-どうすればいいでしょうか?と聞かれたら、どうすればいいと思う?と聞き返し発表させてみる。相手はその時点ですでに、どうすべきか理解していることも多い
・やる気を芽生えさせる「自己効力感」
-自分にもできるんだという信じる力 ←できたことを褒める
・出来事における解釈をプラスの方向へ誘導する
-この出来事はラッキーなことだと思わせる。
-「ラッキーな部分があるとしたら、どんな部分?」と聞いてみる
・会話で相手がどうなるかの「ゴールイメージ」を先に描く
-ゴールのイメージを先に描くことができれば、その思い描いたゴールに近づけるための、どのスキルを活用するか判断できるようになる
・私はあなたの味方ですと伝える
当たり前のことのようで、日常の生活の中では、忘れてしまいがちなこと。。
日々、意識して、1日1つでも実践していくことが大切だと思いました。
繰り返し意識してやっていく中で、それが習慣となっていくよう、
取りいれていきたいと思います。
自分が変われば周りも変わり、周りが変われば、自分も変わり、 、
プラスの相乗効果となるよう、心がけたいです。